3.厨房衛生実践のポイント
設備
3ドリンクサーバー
洗浄後の目標
飲料のこぼれやシミがなく、受け皿などにもサビのない状態。
チェックポイント
スポンジやブラシを除菌していますか?
洗浄用具自体が汚染しているとお客様に菌が感染してしまいます。
基本的な対策
スポンジとブラシを洗剤で洗った後、塩素系または酸素系漂白剤につけて除菌しましょう。
サーバー本体と、その周辺に飲料のこぼれが残っていませんか?
ドリンクバー実施店ではお客様に悪い印象を与え、ビアサーバーでは小バエが発生します。
基本的な対策
飲料がこぼれているのを見つけたらその都度拭き取り、閉店時に除菌しましょう。
分解洗浄(例)
小物の洗浄
ディスペンサーの上フタ、中フタ、受け皿を洗剤を使って手洗いします。
タンク内の洗浄
ドリンクタンク内のドリンクをポットに移し、清潔なスポンジに洗剤をつけ洗浄します。
タンク内のすすぎ
タンク内の洗剤を水道水(5ℓ程度)で洗い流します。
管・コックの洗浄
ガラス管と抽出コックを取り外し、洗剤を使って手洗いします。
パイプの洗浄
パイプの内側が清掃できるブラシを使用して本体パイプ内部を洗浄します。
除菌液をつくる
酸素系漂白剤でつけおき用除菌液をつくります。
つけおき
④のガラス管と抽出コックを、⑥でつくったつけおき用除菌液の中に10分間つけおきします。
流水洗浄
10分後、つけおき用除菌液につけおきしたガラス管と抽出コックを流水洗浄し、ディスペンサーに取りつけます。
タンク・パイプのつけおき
つけおき用除菌液をタンク内に入れ、タンク内のパイプ部分に液が浸るような状態にして、10分間つけおき除菌をします。
タンク内洗浄
10分後⑨でつけおきしていた除菌液を排出し、熱湯を通してタンク内を洗浄します。
※熱湯をタンクに入れたらその都度コックを閉じ、一旦タンク内に熱湯をためます。90℃以上の熱湯を使用し、3回以上通します。
各部のセット
中フタ、上フタ、受け皿をセットします。
除菌
コック部分にアルコール除菌剤をかけて終了です。
作業時の注意点
※ドリンクサーバーの洗浄は取扱説明書に記載されている方法で行ってください。ここで紹介した方法はあくまでも一例です。
※酸素系漂白剤でつけおき用除菌液をつくる場合は、希釈濃度を確認しましょう。