2.厨房衛生のアウトライン
4整理とは
必要かそうでないかを区別し、必要でないものは撤去することを「整理」と言います。
整理しないと、どんどん増える!
作業しやすく衛生的な環境づくりの第一歩
●いつか使うはず(使わないかもしれないが)
●昔からあるものだから、そのままにしておく
●高価なものだから‥‥
といった理由で、物はどんどん溜まります。しかし、使わない物があふれた厨房は、作業の邪魔になるだけでなく、掃除が行き届かなくなったり、害虫やねずみの生息場所になる可能性もあります。この際、厨房を見回して、キレイに整理してみませんか?
勇気を持って「捨てる」ために、
保留期間を設けてみよう
捨てられないのは、上で見たような理由からのことが多いため、なかなか勇気が要ることかもしれません。捨てるべきかどうか迷った時は、取りあえずの保管場所を設け、期間を決めて保管してみましょう。そしてその間、1度も使用しなかった物は捨てると決めておけば、スパッとキレイに処分できるはずです。
整理を効率的に進めるために
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1
要る・要らないを判断する
それぞれの場所にとって必要な物かどうかをチェックします。
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2
要らない物を判断する
使う予定のない食材や備品などは捨てるか、適切な場所に移動します。
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3
要らない物を持ち込まない
私物や工具など調理に必要のない物は、厨房に持ち込んではいけません。また、厨房内でアクセサリーなどを身に着けることも厳禁。始業の前に取り外して、ロッカーなどにしまっておきます。
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4
定期的にチェックする
厨房に必要な物の基準を決め、要らない物は定期的に処分、あるいはエリア外に移動します。
要らない物チェック!
それぞれの場所で、「必要」「不要」を確かめよう!
バックヤード
- 掲示物が破れたり剥がれたりしている
- ロッカーや物置棚に私物や不要なものが溜まっている
- 食材保管庫に収納できない食品類が出しっぱなしになっている
- 不要になったマニュアルや書類が放置されている
キッチン
- 開封された日時が不明な食材がある
- 使わなくなった調理器具や食器を置いている
- 調理台の上に調理に不必要なものが置いてある
倉庫
- ダンボールの空き箱や空き缶などが置かれている
- 使用しなくなった調理器具や消耗品などが保管されている
- 中身が不明なものが置いてある