3.厨房衛生実践のポイント
建物・造作
3グリストラップ
洗浄後の目標
油が浮遊・沈殿しておらず、ニオイもない状態に。
チェックポイント
グリストラップからの悪臭はありませんか?
悪臭は雑菌が繁殖している証拠です。
基本的な対策
臭いは短時間で感じなくなるので、入店後すぐチェックし、定期的にメンテナンスを行い、汚れを除去しましょう。
油がたまったままになっていませんか?
放置すると油が固まり、洗浄困難になります。
基本的な対策
毎日水切りネットと油吸着材を使って、たまったゴミと油をその日のうちに回収しましょう。
グリストラップの洗浄
洗浄液の準備
200ℓのグリストラップの場合、グリストラップクリーナーを希釈してバケツ1杯のグリストラップ洗浄液をつくります。
大きな浮遊物を回収
ゴミを取り出して捨て、浮遊している油やゴミは回収網などですくい廃棄します。
洗浄液の注入
バケツなどで洗浄液をグリストラップ全体とカゴに撒きます。
撹拌する
回収網などで洗浄液が混ざるよう、よく撹拌します。
沈殿物の除去
壁面の汚れを長目のスクレーパーで削ぎ取り、底にたまった沈殿物も取り除きます。
すすぎ
カゴと壁面をデッキブラシでこすり、ホースの流水で水洗いします。
油吸着材を使った油の除去方法
準備
手袋を用意し、目詰まりする前に水切りネットを交換します。
油吸着材の投入
グリストラップ内の油のたまっている槽に油吸着材を入れ、油吸着材回収網で撹拌します。
回収
吸着材が十分に油を吸着したら油吸着材回収網ですくい上げ、よく水を切ってゴミ袋(ゴミ箱)に回収します。
作業時の注意点
グリストラップ用の清掃用具は、専用の用具として保管してください。