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<衛生環境向上大作戦②>

スタッフの衛生意識アップの方法

スタッフの衛生意識アップの方法

前回はスタッフの仕事に対する心がけがお店に与える影響を紹介しました。スタッフの意識の向上がお店の運営を円滑にするために大切なことであるとお分かりいただけたと思います。今回は、スタッフの衛生意識を向上させるためには、どのようにすればいいのかについてご紹介していきます。
※こちらのコンテンツの内容は2016年7月時点の情報です。

まずは注意するポイントを知ることから。

衛生知識を身につけるうえで注意するポイントのイメージ

スタッフにきちんとした衛生知識を身につけさせ、実行に移してもらうためには、「なぜその対策が必要なのか」「どのように対策を行うのか」を教える側が理解していることが必要です。もちろん、すでに知識をお持ちの方も多いとは思いますが、「食中毒や異物混入を防ぐためにはどこを注意すればいいの?」とお思いの方もいると思います。
まずはあなた自身が知識を身につけておくことが大切。衛生情報のページには、さまざまな衛生維持に役立つ情報がつまっています。
その中でも代表的な気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。

まだご覧になっていない方はもちろん、もうご覧になったという方も、スタッフへの衛生教育のため、もう一度確認しておきましょう。

衛生意識向上!

お店の衛生ルールをすぐに確認できる環境を。

衛生ルールをすぐに確認できる環境のイメージ

責任者の方がスタッフに知っておいてもらいたい衛生に関する知識を、すぐに確認できる環境を作ることが、スタッフ教育の第一歩です。

●ハウスルールを作りましょう。

衛生教育に関してもルールを作ることが大切。マニュアルとまではいかなくても、スタッフにこれだけは絶対守ってもらいたいと思うことを簡単にまとめておきましょう。
ルールを明確に示すことは、何に気をつけたらいいのか分からないスタッフにとってはひとつの指針になるとともに、守らなければならないこととして認識するきっかけとなります。

●重要なことは、ポスターにして掲示を。

例えば、手洗い場に衛生手洗いの方法のポスターを貼るなど、衛生に関してスタッフに気をつけてもらいたいことについてのポスターを、目につきやすい場所に掲示しましょう。
ついつい忘れがちなことでもポスターを掲示することによって、思い出すきっかけに。また、毎日目にすることで意識づけにもつながっていくと考えられます。

理解が深まる!

タイミングと伝え方にちょっとした工夫を。

タイミングと伝え方にちょっとした工夫をするイメージ

タイミングや伝え方を少し間違うだけでも、スタッフの理解に差が出てきてしまいますよね。伝えるべきタイミングや、分かりやすい伝え方がスタッフの理解につながります。

●オリエンテーションをしっかりと。

新人スタッフは衛生対策の知識を持っていない可能性があります。
そのため、まず最初のオリエンテーションで清掃方法や衛生対策に関して守るべきことについても、しっかり触れておきましょう。
「知らなかった」が原因で衛生問題が起きてしまわないように、はじめにこれだけは守って欲しいということを教えることが大切です。

●実演しながら伝えてみよう。

例えば、清掃の方法。清掃の仕方はほとんどの人が知っているだろうと思い、「ここ掃除しといて」という指示で終わっていませんか。ですが、清掃の方法は人それぞれ。お店の責任者の方が求めるレベルを達成するには、実演しながらの説明で、清掃の方法をきちんと理解してもらうことが大切です。
実際にどのように動けばいいのかを見せることで、自分流ではなく、お店流をスタッフに理解してもらうようにしましょう。

衛生意識共有!

スタッフの考えの共有や意識の統一を。

スタッフの考えの共有や意識の統一するイメージ

お店の衛生はスタッフが作り上げるもの。全てのスタッフの考えを聞くことができる場や、決まりを守れているかチェックする機会を設けましょう。意識の統一が一体感にもつながっていきます。

●ミーティングを開催しましょう。

定期的に、スタッフが集まるミーティングを開催しましょう。
責任者の方の意見を伝える場にするだけではなく、スタッフの考えを披露する場にすることが重要。
責任者の方ではなくスタッフが司会進行をつとめ、スタッフ主導でミーティングを行ってみてはいかがでしょうか。今まで聞けなかった考えが出てきて、お店の衛生環境向上につながっていきます。

●就業前の朝礼時にしっかりチェック。

朝礼時に、爪の長さや私物の持ち込みをしていないかなどをチェックする時間を設けましょう。
この朝礼時のチェックは衛生問題の対策にもなります。また、毎日行うことで、習慣化し、スタッフの衛生への意識も根付いていくことにつながっていくことでしょう。

今回ご紹介した方法は、衛生に関してだけでなく、接客などにも応用することができます。よりよいお店づくりのために、ぜひあなたのお店でもお試しください。

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