アピアランスに気を配ることは、飲食店で働くスタッフとして当たり前のこと。衛生対策という面からも、お客様に与える印象という面からも大切です。 ところで、あなたのお店にはユニフォームはありますか?ユニフォームには外からの菌を店内に持ちこまないようにする衛生面の機能の他、お店に統一感を出すといったイメージ面のメリットなどがあります。アピアランスの意識向上の助けになるとともに、衛生面においても役立つアイテムと言えるでしょう。
アピアランスを考える上で、まずは身だしなみとおしゃれの違いを理解しておきましょう。一般的に身だしなみとは、相手からの印象を第一に考え、服装を選ぶことを言い、おしゃれとは、自分の好みを第一に考え服装を選ぶこと、と言われています。飲食店のスタッフとして、おしゃれを優先するのではなく、身だしなみを整えることは基本中の基本です。
たとえば、アクセサリー(イヤリングや指輪など)。本人は自分を表現するおしゃれのつもりでつけているのかもしれませんが、そのアクセサリーが事故につながることも…。実際、スタッフのものと思われるアクセサリーが混入した料理を食べて、歯が欠けてしまったという事例もあるようです。
ちょっとした不注意や、軽い気持ちでの行いが大問題に発展する可能性を考えることも、接客業の基本です。アピアランスの良し悪しはスタッフ個々の衛生意識を表すだけではありません、お客様にとってはお店の衛生意識を判断する材料となっています。
アピアランスは衛生を考える上での基本と言えるでしょう。きちんとした「一般的衛生管理」を実施していく第一歩としても、スタッフに身だしなみを整えることの重要性を気づかせ、アピアランスに対して意識を持ってもらうようにしましょう。