スタッフそれぞれが気づいた時、特に決めごとをせず清掃していくという方法では、キレイな時とそうでない時のバラツキが大きくなるばかり。そこで重要なことが、前回ご紹介した基本的な「仕組み」づくりです。
●仕組み化の意義のおさらい
仕組みをつくることで、得られることは何か。それは、意識しなくても常に美しい状態を維持できることです。汚れたからキレイにするという「作業」ととらえるのではなく、「あるべき姿(つねに衛生的で快適な環境)」をスタッフ全員が共有し、その実現のために行う「オペレーション(運用)」であると認識することで、衛生的な環境を維持することがよりラクにできるようになります。
●ごく当たり前のことと考える。それが仕組み化実現の目安
クレンリネスを仕組み化して、スタッフみんなが常に衛生を意識し、コンスタントに衛生的な状態を保つ。そのことが、時々見違えるほどキレイにするよりも、店舗づくりにとって重要だというのは言うまでもありません。お客様に「あのお店はいつもキレイで快適」と認識していただける状態となり、そしてスタッフ自体が「キレイな状態」を当たり前のこととして考えるようになることが「仕組み化」定着のバロメーターと言えるでしょう。