キレイな氷は日常の手入れから

もうひとつ、見落としがちなのがアイススコップの存在です。
使い終わった後はどこに保管していますか?

使った後は氷の中にそのままポイッ!

アウト!アイススコップの持ち手部分に付いた雑菌が、氷に付着することもあるんです。だから、定期的に中性洗剤で洗浄して、庫外に専用の保管場所をつくっておくようにしてください。



庫内は冷たいから、繁殖しそうにないと思うんだけど‥‥

低温に強い菌もありますからね。氷に菌が付着しやすいのは、塩素を除去した
水で氷をつくることが多いからです。
カルキ臭が気になるので、水道水を浄水するのですが、そうすると殺菌作用が
なくなるために、氷に菌が付着しやすくなるんです。

塩素はコーヒーの大敵だからなあ。どうしたものか。

だからこそ、日常的なお手入れが重要なんですよ。
そしてもうひとつ。扉内側のパッキンにも注目してください。
これが破損していると扉が密閉できず、外気が庫内に入り込んで、
温度が下がらずトラブルの原因にもなります。
劣化してきたら早めに交換しておきましょう!

なるほど!

最後にダメ押し。製氷機の水抜き用ホースがキッチン内の排水溝に直結されている場合、排水溝で発生した小さな虫が製氷機内に侵入して、それが異物混入事故につながるリスクもあります。ですから、排水溝の清掃にも気を配ってくださいね。
じゃあ、私はこの辺で。これからもしっかりメンテナンスしてくださいね。


わかりました。ありがとう!メンテさん。
シェフもしっかりお手入れしましょうね。

ハイハイ了解。まあ、その前においしいアイスコーヒーでも
いただくとするか。あ、痛‥‥。

あ、それってもしかして、前から言ってた虫歯じゃないですか?
熱いものが滲みるようになったんで、アイスで飲んでるんですね。
相当進んでますよ、それ。

だから、コーヒーを楽しむことで落ち着こうとしているんじゃないか。もしかしたら製氷機に虫歯菌でも繁殖してるんじゃないか!?

違いますよ、シェフはちゃんと歯を磨かないからそんなことになるんです。
もっと自分の仕事と立場を考えてくださいね!

あ~痛い!お小言が歯にしみる~。
