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【SNS活用術~SNSを使った集客事例~】

コラムをご覧の皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所 地方創生支援部の光永春華(みつながはるか)です。
前回と前々回のコラムでは、店舗ごとにできるWeb集客手法としてGoogleビジネス プロフィールやLINEの活用事例をお伝えしてきました。
今回はSNSを使った集客事例と題し、特にInstagramに焦点を絞ってお伝えします。
【SNS活用術~SNSを使った集客事例~】
=今回のポイント=
■ 流入を最大限にする!ハッシュタグのつけ方
■ 近隣にいる方をお客様に!ホットスポット検索の活用
■ 購買に結びつける!Instagram広告の事例
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近年におけるSNSの普及・発達は、さまざまな業界に影響を与えています。皆様も、ものを買ったり、サービスを受ける前には、SNSを使って下調べをするのではないでしょうか。
SNSのなかでも特にInstagramは、位置情報を紐づけて、今いる場所から近い店舗や飲食店を探したり、ハッシュタグ検索を用いて第三者の口コミを調べることなどができます。

Instagram内には、企業が運用する際に有益な機能が多く盛り込まれています。それらの機能を把握し、狙いをもって活用することが大切です。
■ 流入を最大限にする!ハッシュタグのつけ方
まずハッシュタグ(#)についてです。掲載上限は30個ですが、できるだけ多くつけて投稿することをおすすめします。しかし、ただ数多くハッシュタグをつけるだけでは効果は見込めません。最大限の効果を得るには「内容」と「検索ボリューム」の2点を意識する必要があります。まず内容については、お客様となりそうなユーザーがどのようなワードから自社の投稿にたどり着くかを考えることが重要です。

例えば、吉祥寺にパン屋を開業した場合、ハッシュタグに「#開業」とつけて投稿するよりも「#吉祥寺パン屋」「#吉祥寺パン」といったハッシュタグで投稿する方が、より多くの反響が期待できます。ハッシュタグ検索を経由して認知してもらうには、ある程度検索されやすく、来店見込みが高い、「#地名+業態(吉祥寺 パン屋)」や「#地名+商品 (#吉祥寺 パン)」のようなハッシュタグが有効です。また、検索ボリュームが多いもの・少ないものをバランスよく配置することも重要です。

私たちがご提案する際は、検索ボリュームが10万件以上の【ビックワード】・1万~10万件の【ミドルワード】・1万件以下の【スモールワード】の3つをそれぞれ10個ずつ揃えます。これは、マス向けや、自店が求めるターゲット層など、あらゆる客層に表示されやすくするためです。自社のハッシュタグは内容や検索ボリュームに偏りがないか、ぜひ上記を参考にしながら再選定してみてください。
■ 近隣にいる方をお客様に!ホットスポット検索の活用
次に、ホットスポット検索をご紹介します。ホットスポット検索とは、位置情報を利用して現在自分がいる場所から近いスポットについて書かれている投稿を表示させる機能です。「レストラン」や「カフェ」など業態別に絞り込んで表示させることができます。
利用シーンとしては、友人と遊んでいる時に予定外にお店を探すなど「とにかく近くて良さそうなお店を急遽知りたい」といった際に使用されます。ホットスポット検索で自店を選んでもらうには、投稿する際に「位置情報」を設定する必要があります。必ず、忘れずに設定しましょう。
■ 購買に結びつける!Instagram広告の事例
Instagramでは投稿の他に、広告も出稿することができます。特徴として、Instagram広告は表示する際にかかる費用が低いといえます。例えば、折込チラシの相場が(地域や範囲にもよりますが)印刷代含めて1枚約10~20円かかるのに対し、インスタグラム広告では、1人に対し1円未満で表示させることができます。
また、広告はユーザーの興味(閲覧履歴)に合わせて表示させることができるため、購買に繋がりやすいという利点があります。

とあるショコラトリーでは、1か月間、11,065円の広告費用で、1人に対して0.5円で広告を表示させました。結果、約5,000円するガトーショコラを8個、Instagram広告経由でご購入いただきました。広告となるとハードルが高いイメージですが、上限額を設定すればその金額で広告配信は止まり、それ以上の費用がかかることはありません。売上アップの施策のひとつとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

今回は、SNS活用術と題しまして、主にInstagramの活用ポイントと事例をお伝えしました。
今やInstagramは食べログやぐるなびに代わり、飲食店を調べるツールのひとつとなっています。Meta社の発表によると、国内のアクティブアカウント数は3,300万を突破しています。今後も集客に有効なSNSのひとつと考えられます。ユーザーが自店舗を知るきっかけとなるように、フックをたくさん用意してInstagramで集客をしていきましょう。
【株式会社船井総合研究所】
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://funai-food-business.com/

(公開日 2023年6月26日)

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