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【今日から店舗でできるWeb集客手法2023年】

コラムをご覧の皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所 地方創生支援部の大橋隆人(おおはしたかひと)です。
今回は、今日から店舗でできるWeb集客手法についてお伝えします。
いずれも無料で導入できる方法です。ぜひチャレンジしてみてください。
【今日から店舗でできるWeb集客手法2023年】
=今回のポイント=
■ 店舗がWeb媒体の受け口を作る必要性
■ まずはここから!店舗プロフィールの記載方法
■ リピート客をつくる、定期的な情報配信
=========
■ 店舗がWeb媒体の受け口を作る必要性
昨今、お客様に「欲しい」「食べたい」「行きたい」などの消費欲求が芽生えた際、多くのシーンでGoogleやInstagramなどWeb媒体を用いた検索が行われています。このほかにも、テレビやYouTubeなどで見かけた商品やサービスに興味を持った場合も同様にWeb媒体での検索が行われています。今や、Web媒体での情報収集は日常的に行われています。
ここで重要なのは、検索がなされた際に自社の商品やサービスをしっかりと紹介できるような受け口を作れているか、ということです。検索しても商品やサービスが掲載されているページがない、もしくは、掲載はしているが内容がわかりにくい、更新されていない、などといった状態では、お客様の消費欲求の心を掴むことはできません。

飲食店を例に考えてみます。お客様が退勤後に焼肉を食べたいと思い、会社から近い店舗を検索したとします。候補にあがってきた何店舗かの焼肉店のうち「商品の写真もわかりにくく、メニューや金額も記載がなく、店内の写真がないのでどんな店なのかわからない…」といった店舗があれば、この店へのお客様の来店確率は低いと考えられます。

情報があふれている現代ですので、お客様は、店舗はどんな雰囲気で、どんなものが食べられて、いくらくらいの予算帯なのか、また、口コミはどうか、予約なしで飛び込み入店できそうか、など複数の観点から情報を見て、行くかどうかを決定します。お店に魅力を感じて確実に来店いただくためには、自社の情報をもれなく公開し、検索に対する受け口をしっかりと設ける必要があります。

では、どういったWeb媒体に店舗情報を掲載するのが効果的でしょうか。Web媒体といっても以下のように複数あります。

【Web媒体の例】
〇Googleビジネス プロフィール
〇LINE
〇Instagram
〇Facebook
〇Twitter
〇TikTok
〇YouTube
〇ポータルサイト(飲食店であれば、食べログ、ぐるなび など)
〇自社ホームページ  等々…

これらの媒体すべてに情報を掲載し、情報更新などをやり切れる場合はできる限りの情報を掲載していくのがよいですが、現実的にはすべての媒体を管理していくのは難しいでしょう。そのため、どういった客層を取り込むのか、誰をターゲットにするのかなど、狙いを定めて運用する媒体の選定を行うことが重要です。

現在、検索エンジンとして多くの方がGoogle検索を活用しています。このことを鑑みると「Googleビジネス プロフィール」での情報発信は必須ですが、例えば認知拡大・新規顧客獲得を狙う場合はInstagram、固定客化を狙うならLINEなどが効果的です。
自社に合った運用媒体を見つけ、お客様の受け口をしっかりと作っていくことで消費欲求を掴み、売上アップにつなげていきましょう。
■ まずはここから!店舗プロフィールの記載方法
Web媒体の集客手法の第一歩として、まずはSNS媒体のアカウントやGoogleビジネス プロフィールに店舗情報を記載することが重要なのですが、プロフィールの記載にもポイントがあります。ここではGoogleビジネス プロフィールについて記載のポイントをお伝えします。

〇Googleビジネス プロフィールの入力ポイント7つ
 1.店名・住所・電話番号を記載する。
  また、情報は他の媒体(SNSやポータルサイト記載のもの)と統一する。
 2.営業時間を追記する。特別営業時間の項目には年末年始などの休業日も記載する。
 3.業態カテゴリーに該当するものにはチェックを加える。
 4.自社ホームページがある場合はURLを入力、
  なければポータルサイトやInstagramなどのURLを記載する。
 5.ビジネス情報には「地域名」「業態名」「店名」「店舗の特徴」を必ず記載する。
  また、文章は最大文字数の750文字いっぱいまで入力する。
 6.写真は商品・店内・外観を中心に30枚を目標に、少なくとも10枚はアップする。
 7.メニューは全商品入力を行う。その際、商品写真も登録を行う。

上記のポイントを押さえて登録を行うことで、閲覧されたお客様が店舗情報を詳細に把握できるのはもちろんのこと、Googleマップの検索画面上に上位表示させることにも効果を発揮します。Googleマップの検索画面での上位表示とは、例えば「近くの焼肉」「地域×居酒屋」などで検索した際にGoogleマップ上で表示される店舗情報が上位表示されやすくなる、ということです。その他にもGoogleマップの検索画面での上位表示はGoogleビジネス プロフィールの投稿機能による店舗情報の投稿や、口コミの点数、口コミへの返信なども影響してくるのですが、まずは店舗プロフィールのポイントを押さえた記載を行うことが必要です。上記を確実に行い、Web媒体からの集客アップを強化しましょう。
■ リピート客をつくる定期的な情報配信
最後に、Web媒体の集客方法としてリピート客をつくるためのポイントをお伝えします。ここでは、リピート客獲得に相性が良く、多くの店舗が導入しているLINEの活用ポイントをお伝えします。
店舗アカウントが作れる「ライン公式アカウント」にはいくつかの料金プランがありますが、まずは固定費なしでメッセージが月に1,000通まで送れる無料の「フリープラン」をお勧めします。
※フリープランは2023年6月1日に新料金プランに変更予定。名称を「コミュニケーションプラン」とし、主にチャット活用を主体とした内容に変更。メッセージは月に200通まで無料で送れる。

LINE活用の重要なポイントは大きく分けて「友だち数の獲得」と「リピート客を獲得するための情報配信」の2つです。LINEの場合、友だち登録をしているお客様にのみ情報を配信することができるため、友だち数獲得の取り組みは重要です。基本的には来店されたお客様に対して登録をお願いしますが、ポイントは、友だち登録をすると「その場ですぐ使える初回クーポンの配布」を行うことです。クーポンの内容は、居酒屋であればドリンク1杯無料、ラーメン屋であれば煮卵トッピング無料など、業態に応じてお客様がその場で「使いたい」と思うような特典内容にしましょう。卓上に会員訴求POPを設置し、スタッフは「登録いただくと○○が無料になりますので、ぜひご利用ください!」など会員訴求の声かけを確実に行い、まずは友だち数1,000人を目指しましょう。

リピート客を獲得するための情報配信については主に2つあり、クーポンの配信とフェアメニューやイベントの告知です。内容については業態や客層によっても変わりますが、LINEの店舗アカウント管理画面上でクーポンの反響率が確認できるので、適宜、分析をしながら店舗に合ったクーポンや告知の配信を行いましょう。また、その際には「リッチメッセージ」という機能を使うとお客様のトーク画面にクーポンや告知の画像が大きく表示されますので、そうした機能も活用していきましょう。もちろんリッチメッセージの利用も無料です。

いかがでしょうか。今日から店舗でできるWeb集客手法をお伝えしました。
お客様はスマホ一つで検索し、情報を集める時代です。そして店側もPCやスマホ一つで集客できる時代となりました。まずはゆっくりとでも取り組みはじめ、確実にリピート客を獲得していきましょう。

<Googleビジネス プロフィール>
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
<LINE公式アカウント>
https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/
【株式会社船井総合研究所】
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://food-business.funaisoken.co.jp/

(公開日 2023年4月17日)

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