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【 afterコロナに向けた人材採用戦略 】

コラムをご覧の皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所 地方創生支援部の金山大輝(かなやま・だいき)です。
今回は、afterコロナに向けた人材採用戦略についてお伝えします。
【 afterコロナに向けた人材採用戦略 】
=今回のポイント=
■ 求人ではペルソナ(ターゲット)を定める
■ 当社ならではの利点や福利厚生を打ち出す
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■ 求人ではペルソナ(ターゲット)を定める

現在、多くの飲食店企業様で店舗での人手不足問題が起きています。その理由はコロナによる時短営業の影響によります。
緊急事態宣言期間中は、ほとんどの飲食店が採用をストップしていましたが、10月より各都道府県で通常営業に戻したことにより、これまで少人数(正社員のみなど)で営業できていた飲食店では一気に人手不足となりました。正社員のほかパート・アルバイトが至急必要になっている現場も見られます。

ほぼすべての飲食企業で人手不足になった今、コロナ前の2019年のように、多くの企業が各求人媒体に募集文言を掲載しています。
今回は、そのようななかでも採用を確実なものとする「afterコロナに向けた人材採用戦略」をご紹介します。

多くの飲食店が採用活動をおこなっているなかで必要な人材採用戦略は「他社との差別化」です。これが最重要課題です。差別化の手法で代表的なものは、ペルソナ(ターゲット)を定めて、適切な媒体を活用し、募集文言を掲載することにつきます。

例えば、自店舗で募集している人材の雇用形態はどのようなものでしょうか。アルバイトであれば、長期でしょうか?短期でしょうか?短期であれば、最低でもどの程度の期間は在籍してほしいでしょうか。服装や身なりの自由度はどうでしょうか。そういった細かい点を想像しながら求人原稿を作成する必要があります。
下記はチェックポイントです。ぜひご活用ください。

【ペルソナを設計する際のチェックポイント】
・性別:男性、女性
・年齢:10代、20代、30代~50代、60代以上
・資格:有資格、無資格
・経験:あり、なし
・雇用形態:正社員、契約社員、フルタイム、パート・アルバイト
・勤務時間:日勤、夜勤
・給与:扶養内、10万~15万、15万~20万、20万~25万、25万~

上記のポイントを基にペルソナを作成することが必要です。
次点で大事なのは、「どの媒体を使用するか」です。例えば大手のR社の媒体は主婦(主夫)やフリーターに強いですが、大手D社の媒体は学生の求職者が多いなど、媒体によって強みが異なります。
このあたりは過去の実績からはもちろんのこと、それぞれの媒体の営業担当者にお問い合わせいただき、3社~5社ほど市場調査をしていただくことを推奨します。
■ 当社ならではの利点や福利厚生を打ち出す
最後のポイントは、募集文言内でターゲットに対しての「うれしい福利厚生」を一つでも多く記載することです。
多くの飲食店では、店舗運営が忙しいこともあり、広告媒体の営業担当者にすべての募集文言の作成をお願いし、そのまま掲載するというパターンが見受けられます。これでは他社求人とほぼ同じ内容となり、人材獲得のチャンスを逃してしまいます。せっかくの求人が埋もれてしまっては意味がありません。
ここで一つポイントになるのが、先述した福利厚生の追加です。下記を参考にしてください。

【学生ターゲット】
・まかない付き
・Wワーク可
【主婦(主夫)ターゲット】
・扶養内勤務
・シフト自由
・Wワーク可
【正社員ターゲット】
・副業可
・日を跨ぐ深夜勤務なし
・残業少なめ

以上のように、具体的にペルソナを意識することで、より条件に合った求職者の獲得が可能です。
ぜひ、afterコロナに向けた人材採用戦略を進めていただきたいと思います。
【株式会社船井総合研究所】
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://food-business.funaisoken.co.jp/

(公開日 2022年2月21日)

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