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ローコストで実施できる販売促進活動 前編

コラムをご覧の皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所 フード支援部の玉利信です。
今回は「ローコストで実施できる販売促進活動」の前編として、店頭集客について解説していきたいと思います。特に、店舗を立ち上げたあとでも活用しやすい「看板」「暖簾(のれん)」「のぼり」について、それぞれ触れていきます。
ローコストで実施できる販売促進活動 前編
=今回のポイント=
■店頭販促の大原則!看板は「大きく・明るく・わかりやすく」
■店頭の印象をガラリと変える!暖簾の活用方法
■見過ごされない店頭づくりのための、のぼりの活用方法
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■店頭販促の大原則!看板は「大きく・明るく・わかりやすく」

店頭を作り込む最大の目的は「目の前を通るひと/クルマに入店してもらうこと」です。そのために、目の前を通るお客様には以下の3つのステップを踏んでもらう必要があります。ここではわかりやすいように、駅前繁華街の店舗を例とします。

1.目の前を歩くひとに店舗の存在に気づいてもらう。
2.気づいてもらったひとに、店舗の前まで近づいてもらう。
3.店舗の前まで近づいたひとに、入店してもらう。

順番に見ていきましょう。まず店舗の存在に気づいてもらうために必要なのが、大きな面積の看板の設置や、照明を活用して明るくすることです。ここに店舗があることに気づいてもらうために、周りと比べてはっきりと目立せることが何よりも大事です。
次に、店舗に気づいたお客様に、店舗の前まで近づいてもらうために必要なのが、興味を持ってもらう、ということです。そのためには「何屋なのか?」「何が名物なのか?」「何がすごいのか?」などが遠くからでもわかる文字サイズで伝える必要があります。
最後に、店舗の前まで近づいたお客様は、「予算はいくらくらいで食べられるのだろう?」「自分たちのような客層が行っても大丈夫な店だろうか?」などの不安を感じます。その不安を取り払い、安心して入店いただくために「主要なメニューの品揃えと値段を伝える看板」や「店内が見えるような開放的な壁面」といった要素が必要です。

すでに店舗を営業している方、または店内のリフォーム等を考えている方は、まずは店頭の見直しを、お客様視点で実施していただきたいと思います。
■店頭の印象をガラリと変える!暖簾の活用方法

今までは居酒屋として夜の営業一本でやってきた店舗も、コロナの影響により今ではランチ営業を始めるなど、複数の時間帯で売上を作っていく必要が出てきています。そのためには、時間帯別に店頭の印象を変えていくことでお店のイメージを変えるなど、それぞれの動機に対応した店頭づくりをしていく必要があります。

その際に有効なのが「昼と夜で暖簾を変える」というやり方です。
先日ご相談を受けた中華料理店のケースをご紹介します。昼は主要な定食メニューを書いた暖簾を掲げ、夜は人気のおつまみメニューやオリジナルのレモンサワーといった商品を書いた暖簾を掲げることで変化をつけました。昼夜で店舗のイメージを変えることで、売上を積み上げることに成功しています。
季節で名物の商品が変わる業態を運営している場合は、季節ごとに暖簾を変える方法も有効です。このように、暖簾は低コストでお店の印象をガラリと変えることができるアイテムです。
■見過ごされない店頭づくりのための、のぼりの活用方法

特に長くご商売をされている店舗では、「あれ?こんなお店あったっけ?」というように、いつの間にか地域の皆さんが、その店頭を景色の一部として捉えてしまうケースが見受けられます。そういう時に有効なのが「のぼり」の活用です。のぼりはたった数千円のコストで、揺らめいて動くことで景色に溶け込まない店頭をつくることができます。
すでにのぼりを使用しているという方、店頭ののぼりは古くなっていませんか?色褪せたり破れたりしていませんか?いま一度、確認してみてください。

今回は以上です。普段、何気なく使用しているかもしれない看板・暖簾・のぼりですが、デジタルが台頭する昨今であっても、十分に効果的な集客アイテムです。ぜひご活用いただき、皆様の店舗を磨き込んでいっていただければと思います。
株式会社船井総合研究所
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://food-business.funaisoken.co.jp/

(公開日 2020年12月28日)

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