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アフターコロナに向けてのチェックポイント

全国の飲食店店長の皆様、こんにちは。船井総合研究所の中山です。
緊急事態宣言が解除され、飲食店の多くが通常営業に戻りつつありますが、今回のパンデミックを機に、顧客・従業員・営業方式等の変化対応が必要となってきます。
今回は、アフターコロナに向けて飲食店がチェックするべきポイントをご用意いたしました。ご参考にしていただけますと幸いです。
アフターコロナに向けてのチェックポイント
【アフターコロナに向けた6つのチェックポイント】
①コロナ自粛前と同じor現状維持をしていないか?
アフターコロナでは、テーブル間の確保・パーテーションの活用・マスクの着用・検温の実施等、お客様・スタッフ・取引業者に対する感染予防対策の徹底をおこなってください。
②安全・衛生が最優先だが「コロナだから仕方ない」と思っていないか?
飲食店はコロナの影響を大きく受けましたが、このような時だからこそ、店長や社員は率先して前向きで新しいムード作りを心掛けてください。
店舗では、「コロナだからしょうがない」などマイナス思考の言動を禁句にし、不安ながらも出勤してくれているパートやアルバイトに対し、積極的に感謝の気持ちを伝えましょう!
③テイクアウトやデリバリー対応を、その場しのぎだと考えていないか?
テイクアウトやデリバリー対応は一時的なものとせず、ぜひ継続を意識してください。この需要は今後も続くと考えられます。
そのためののぼりの設置やポスティング、店内レイアウトの変更等、より力を入れて進めてください。
④営業再開時には、既存客を中心に「声かけ」と「適切な提案」ができているか?
営業再開時には、既存客を中心にSNS等でメッセージを配信しましょう。コロナ感染防止対策実施のアピール、感謝メッセージの作成をするなど、まずは現状の既存客を最大限に取り戻すところから進めてみてください。
⑤育成のオンライン化に取り組めているか?
コロナ後の営業再開時に即売上を取り戻しはじめた飲食店の特徴として、休業時にオンラインでの従業員育成を強化していたことが挙げられます。
今の状況では、いつコロナの第二波が来てもおかしくありません。今のうちに育成のオンライン化について検討し、準備していきましょう。
⑥お客様のニーズの変化に対応するためのデジタルシフトを準備できているか?
コロナを機にお客様のニーズは変化しました。これまでは店内で食事をすることが当たり前だと考えていたのが、今では店員との接触はもちろん、他のお客様との接触でさえ毛嫌いする風潮になっています。
今すぐの対応は難しいかもしれませんが今後を見据え、券売機やタッチパネルでの注文形式の導入、スマホでの事前オーダーなど、できる範囲で対応していきましょう。
さて、皆様はいくつチェックが付きましたでしょうか?
コロナ禍で大変な時期ではありますが、上記のポイントをふまえ、現状の営業形態や今後の方針についても見直す機会にしていただきたいと思います。
株式会社船井総合研究所
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://funai-food-business.com/

(公開日 2020年8月17日)

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