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求人応募数を増やすための採用手法 春採用編

全国の飲食店店長の皆様、こんにちは。株式会社船井総合研究所の金山です。
今回は「求人応募数を増やすための採用手法」についてお伝えいたします。
5月のこの時期は、4月が新型コロナウイルスの影響で求職者市場の動きが鈍かったこともあり、パート・アルバイトの採用活動が例年より活発になると予想されます。また、この時期にしっかりとパート・アルバイトを確保することで、夏の繁忙期の業績が変わってきます。
Web採用で成功する媒体選びは?
それでは、パート・アルバイトを確実に採用するためにはどうすればよいのでしょうか?
パート・アルバイトの採用において有効となる一つの手段にWeb媒体が挙げられます。皆さんはWeb媒体をどのように選択し、利用されているでしょうか。
ただ単に、相見積もりだけを取っていませんか?
それだけでは有効に使い切れておらず、応募数を最大化することはできません。
船井総合研究所では以下の項目を重要視しています。
1.表示回数(該当媒体の月間のアクセス数)
2.総アクセス数(該当媒体から自社の求人ページへの予想アクセス数)
3.予想応募数
これらは、各媒体に相見積もりを取る際に必ず聞いてほしい項目です。相見積もりを取る場合、通常は2番の「総アクセス数」と3番の「予想応募数」二つに注目する方が多いかと思いますが、実は最も大切なのは1番の「表示回数」です。
■表示回数とは?
表示回数は該当媒体の月間のアクセス数であり、その媒体の認知度を図る指標となります。一般的に、この数値が一番高い媒体が、その地域(商圏)で一番注目されている媒体と考えられます。そのため、自社の地域(商圏)で展開している全媒体に同様の質問をし、その媒体の認知力を図ることが重要です。
しかし、求人の閲覧回数は各地域により異なるため、一概に表示回数の基準をどのくらいかとお伝えすることは難しいです。いくつか相見積もりをとったうえで、最も表示回数が多い媒体を選ぶことを意識してください。
必ず表示回数を聞き、そのうえで媒体を活用いただくことが肝心です。
ある飲食店企業では、前述した方法を活用してWeb媒体の選定したところ、目に見えて効果が表れました。
もともとA媒体を活用していましたが、表示回数が一番多かったB媒体に変更しました。すると月に5名程だった応募が20名に増加し、4倍の応募数を獲得することに成功したのです。また、応募単価も一人当たり12,000円ほどかかっていたところ、2,000円に下がりました。
求人の表示回数(媒体の月間のアクセス数)を把握するしないによって、これほど大きな差が出るという一例です。正確な表示回数を知らずにただ求人を出し続ければ時間と費用が無駄になるだけでなく、成果にも直結しません。
前述の飲食店企業では、採用費用を抑えつつ、たくさんの応募を集めることができたため、質の高い人材採用を叶えました。それと同時に、採用費用が少なく済んだことから教育への投資が可能となり、サービス品質もアップしました。昨年対比のベースになりますが、月商アップの実現にも成功しています。
今回お伝えしたいことは極めてシンプルです。
お店を運営することと同様に、求人募集においても使用する媒体をしっかりと選定することが必要です。
是非、皆さんの店舗でも上記を活用いただき、たくさんの求人応募を獲得いただきたいと思います。
株式会社船井総合研究所
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://funai-food-business.com/

(公開日 2020年5月18日)

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