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夏休み商戦を成功させる方法

全国の飲食店店長の皆様。こんにちは。船井総合研究所の高橋です。
今年はゴールデンウィークの10連休に続き、お盆にも9連休の大型連休がやってきます。
この大型連休に備えてどのくらい事前準備ができるかが、今年の夏休み商戦を成功させる大きなポイントとなるでしょう。
夏休み商戦を上手に乗り切るためにはどのような準備が必要なのでしょうか。今回は、夏休み商戦を迎えるにあたって必要な「準備」について紹介します。
今ならまだ間に合う!夏休み商戦を成功させる5つの準備
①宴会ニーズを獲得!夏休み用コースの準備
夏休みシーズンは、家族利用などによる宴会ニーズが高まります。このニーズに対して遅くとも6月中には宴会メニューを確定させておく必要があります。
早めに宴会コースを確定させることによって、早割などの早期予約確定を行うことができ、見込みの売上を事前に確保できます。
宴会ニーズは一定の単価と客数を確保できるため、確実におさえておきたいところです。
②家族が集まるシーズンだからこそチラシは有効!
大手の外食企業も、夏休みのチラシ販促に力をいれています。年間の中で最もチラシ販促の反響率が高いのが、この夏休み商戦の時期だといわれています。
この時期に家族客を獲得できる業態であるにもかかわらずチラシ販促をおこなっていない場合、大きな機会損失になります。
夏休み限定メニューやクーポンなどを掲載し、連休前にはチラシを配布できるように今のうちから準備をしましょう。
③お店の状態は万全ですか?店舗外観チェック
意外と見逃しがちなのが店舗の外観です。夏休みには多くの新規客来店も見込めるので、第一印象を悪くしないように必ずチェックしておきましょう。
店頭の清掃はもちろんですが、看板は破損していないか、メニュー表は汚れたり破れたりしていないかなどの確認が必要です。
④リスク回避、機会損失の予防を意識した「予約対策」
夏休み商戦では予約とキャンセルの動向に神経をすり減らす店舗も多いはずです。最近はネットでの予約システムが充実し、利用者側もストレスなく予約ができるようになりました。まずはこのようなシステムを活用することをおすすめします。
しかし、人数やコースメニューについて細かな確認をしたいからと「まずは電話で」という利用者が多いのも事実です。
夕方以降から営業する店舗の場合、不在にしている時間帯に問い合わせ電話が入る可能性があります。予約に繋がるかもしれない連絡をつぶさにキャッチできるように、繁忙期には早い時間帯からスタッフを待機させる、または電話転送サービスを利用して、常に携帯電話で受けられるような準備をしておく必要があります。
⑤人がいなければ営業はできない!スタッフの確保がキモ
どれだけたくさんの予約が入ったとしても、スタッフが足りなければ店は機能しません。
大量にスタッフが必要な場合は求人広告への掲載、少人数であれば自社ホームページや店内で求人告知などをして、事前に必要なスタッフ数を確保しておきましょう。
夏休み商戦中だけの短期間のスタッフが必要な場合には、派遣会社を利用するのも有効です。人件費は高くなる傾向にありますが、採用から契約終了までの流れはスムーズです。宴会メニュー作成等と同様に、2か月くらい前には準備をしておきましょう。
いかがでしょうか?夏休み商戦は、準備を徹底できている飲食店が勝ちます。
今ならまだ間に合います。早めの準備をおすすめします。
株式会社船井総合研究所
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://funai-food-business.com/

(公開日 2019年7月16日)

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