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2018年に店長が気をつけるべき店舗マネジメント

皆さまこんにちは。人財マネジメントコンサルタントの大山優です。

「2018年はどんな年になるのだろう・・・」と皆さんは考えたことがありますか?
未来を想像する、つまり先を予測することは店長に必要不可欠な習慣です。
今回はそのきっかけとなれば幸いです。
戦略的な採用 定着・戦力化 業績アップのチーム作り MISSION 2018
【2018年のマネジメントテーマ】
まずは必要知識として外部環境について触れたいと思います。

人口の減少が進む中で、学生アルバイトの対象となる18歳人口の減少がさらに加速するのが2018年以降と推計されていることをご存知でしょうか。

もちろん今までも微減を繰り返しておりますが1966年のピーク時249万人と比べると2018年は117万人と約半分になると予想され、更に2031年には100万人を切る推計(出典:国立社会保障・人口問題研究所)です。

このことから学生アルバイトの採用がますます困難になっていく事は容易に想像できると思います。
欲しい人材としてよく挙げられる「若くて元気で明るい子」の採用は年々難しくなり、ポテンシャルワーカー(シニア・主婦・外国人)の活用を考えた採用活動が必要となります。

当たり前ですが、理想ばかりの採用活動では求人広告費の浪費につながりかねません。

無駄なコストをかけたくなければターゲットを広げ、時期を絞った戦略的な採用とスタッフの定着・戦力化を図る必要があるでしょう。
まさに2018年のマネジメントテーマは「戦略的な採用」と「定着・戦力化」といえます。
【定着・戦力化に必要なポイント】
ターゲットを広げた採用を行うことで、仕事に対する様々な価値観の人材が増え、働き方にも多様性が求められます。
皆が同じ業務、同じ時間という考えに捉われるとマネジメントが効かなくなるので要注意です。

教育にも多様性が必要になりますが、この時に注意したいのは教育差別が起きないことです。
それを未然に防ぐには業務を難易度順に分類し、分業化・専任化していくことが効果的です。
常勤スタッフにはこの業務範囲、シニアには、主婦には・・・というように働き方(時間)に合った業務と役割の可視化をおこない教育カリキュラムに落とし込みます。

そして面接時に説明することで入社後のギャップもなくなり、習得すべき内容が双方にとって明確なので早期戦力化も図れます。
【業績を上げるチーム作り】
人口が減るという事は「売り手」だけでなく「買い手」も減るということです。
よく売上の公式を客数×客単価と表しますが、客数を上げる施策として潜在客へのアプローチだけでは不十分といえるでしょう。
今後は潜在客だけではない違った視点を持つことが重要です。

それはLTVという視点です。
Life Time Valueの略で顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益の事を指します。
簡単にいうと固定客をつくり来店頻度を上げるのです。

その為にQSC(Quality、Service、Cleanlinessの頭文字)向上は不可欠ですが、1定性的な指示ではなく2定量的な指示を増やしましょう。
例えば顧客の会員化などの仕組みをつくり、目標獲得数を1日単位でスタッフに落とし込むなど数字の目標設定をするのです。
数字の共通認識があってはじめて業績を上げるチームができあがります。

店長として日々のマネジメントだけでなく、少し先の未来を見据えた時流に合った指揮を執る視点をもってみてはいかがでしょうか。
株式会社 船井総合研究所
国内最大級の経営コンサルティング会社の「フードビジネス専門サイト」
https://food-business.funaisoken.co.jp/
フードビジネス支援部
大山優

(公開日 2018年1月5日)


1定性的:性質を抽象的に捉えること
2定量的:数や数値で具体的に量ること
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