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パートアルバイト採用が上手くいっている店舗(事業所)が実践していること

人不足でパートアルバイトを採用したいけど、なかなか集まらない。無駄な時間と費用をかけずに良い人に働きにきてほしいという声は、最近とくに多く聞かれます。
今回は、パートアルバイトの効率的な採用方法を、コラムをご覧の方にお伝えします。
パートアルバイト 時間とお金をムダにしない求人の鉄則!
みなさまのお店のパートアルバイトは、どのような理由であなたの店舗(事業所)に応募してくれたのでしょうか?「時給がよい」「自宅からお店が近い」など様々な答えがあるかと思います。こうした “生の声”を集約することが、ポイントの1つになります。“生の声”をもとに「どこの地域を対象に求人をかけるのか?」「誰をターゲットに打ち出すのか?」「何を魅力に打ち出すのか?」を決定することで採用できる確率が上がるためです。

また、求人媒体の選定基準は明確でしょうか?実は、いつ、どの求人媒体を利用するかをしっかり決められていない飲食店が多いものです。営業担当に進められるまま、キャンペーン情報などに流れたり、掲載時期を決定したり。“自社内に採用の軸・ノウハウ”を蓄積できていないケースが多いです。
媒体選定においては、ターゲット層の“アクセス数が多く”“競合数が少ない”媒体を選定すべきです。学生、主婦など、ターゲットに合う媒体を研究してみましょう。
紙媒体の表示サイズは、小さく掲載しても注目度があがらないため、紙面の3分の1以上のサイズを選定し、注目度が上がるようにするだけで採用確率は上がります。

打ち出す時期は、学生は金曜日~日曜日に仕事を探しやすい傾向があるため、金曜日に掲載することが効果的です。また、一回の求人費をおさえながら何回も掲載するより、“ターゲット層が動きやすい時期を狙って注目度を上げる”ことが大切です。
ゴールデンウィーク後の5月は、主婦・学生が比較的動きやすい時期になります。この時期に必要人数を採用し、教育を進め、繁忙期に粗利の最大化を実現できる体制をつくっていただければと思います。

最後に忘れてはならないのが“既存のパートアルバイトからの紹介制度”です。特にリーダー層からの紹介は、類は友を呼び、素敵な方を紹介してくれる傾向があります。パートアルバイトに“お店が好き”“仲間が好き”“店長のお役に立ちたい”と思っていただくことで紹介制度はうまく機能していきます。そのためには「あなたがいてくれることでお店の雰囲気がよくなる」などの「存在実感」、できないことができるようになったという「成長実感」これを感じていただけるコミュニケーションが必要です。ダメ出しが多いコミュニケーションでは、パートアルバイトの目線に立てていません。日頃のよりよいコミュニケーションが紹介制度を機能させるポイントです。
ぜひ、ご参考にしていただければと思います。
株式会社 船井総合研究所
フードビジネス支援部
  チーフ経営コンサルタント
森屋俊宏

(公開日 2016年5月22日)

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