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紙媒体×Web 媒体活用で個店でもできる新規集客

2016年に入り、あっという間に4 月となりました。1、2月は比較的気温も暖かく、集客しやすい傾向にあったかと思いますが、3月は天候も崩れ、例年以上に寒い日があったかと思います。これからゴールデンウィークや夏休みを迎える飲食店において、新規のお客様を獲得するチャンスとなりますので、新規集客のポイントをお話できればと思います。
チラシ&WEB 2つの力で閑散月の集客増!!
まず、前提として新規のお客様を獲得する方法は大きく2つあります。1つは入店率アップ、つまり「店頭看板による誘導」です。もう1つは「広域媒体を活用した告知」です。いわゆるチラシやフリーペーパー、店舗紹介系サイトなどのWeb となります。
広域媒体を活用する際、売上が弱い月(閑散月)に対して活用していることはありませんか?実は、それは費用対効果がとても悪く、売上が伸びる月(繁忙月)にこそ広域媒体を活用すべきなのです。そもそも閑散月では、外食に対しての消費が少ない月であり、新しいお店にはなかなか行きづらい心理状態にあります。そうであれば、消費の上がる月に対して活用する方が反響も良く、店内の賑わいや、行列が作れることでより大きな反響となります。そこで満足された方が閑散月に再来店することで、閑散月の売上アップにつながる訳です。
地方や郊外のお店も例外ではありません。特にそのようなエリアではチラシは今でも有効であり、活用し売上を伸ばされている飲食店様は多く存在しています。しかし、新聞購読率が60%といわれている今では、折り込みチラシではなく、ポスティングに切り替えた方が反響も良く、幅広い世帯に行き渡ります。さらに反響を上げるために、1つのチラシに、ターゲット別複数のクーポン券をつける工夫も成果につながっているのです。

しかし近年では、新規集客対策において注意しなければいけないことがあります。紙媒体(チラシ・フリーペーパー)を発信した後のお客様の行動に変化があるという事です。どう変化があるかというと、その紙媒体を見てすぐに来店するのではなく、一度スマートフォンやパソコンでそのお店の情報を調べてから、来店するかどうかを判断しているということです。つまり、紙媒体の費用対効果をより高めていきたいのであれば、同時にWeb対策もしなければなりません。

Web 対策として、もっともコストが低いのは店舗紹介系サイト、そしてSNS となります。特にFacebook は一定の「いいね」数を獲得していれば、Web検索した際にしっかりと上位に上がってきます。特に10代から20代世代は、SNSの情報に対して信憑性を感じているため、お店の業態によってはとても効果的です。
是非、皆様のお店でも、新規集客を強化には紙媒体だけでなく店舗紹介系サイトやSNSなどのWeb対策も進めてみてはいかがでしょうか。
株式会社 船井総合研究所
フードビジネス支援部
  経営コンサルタント
渡邊 晃貴

(公開日 2016年4月24日)

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