空気のニオイ編
悪臭はどこから?
ホテルに漂う
イヤなニオイを考える。
ニオイに関して、スタッフも気づかないことでクレームが出たことはありませんか?お客様はニオイを意外と気にされているもの。最近では、口コミサイトに不満を投稿されたりする場合もあるようです。評判が落ちる前に、悪臭の原因を探り、ニオイ対策を立てましょう。
客室にイヤなニオイを放つ原因は?
さまざまなお客様が利用するので、ニオイの原因もニオイの感じ方もさまざま。ニオイ対策を立てるためには、まずはニオイの種類を知ることから。ここでは、客室で発生しがちな悪臭を紹介します。
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タバコ臭
喫煙されるお客様がご利用になった際に残るタバコ臭。カーテンや壁紙にニオイが染みつき、やっかいな悪臭になります。
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体臭・香水臭
体が直接触れる布製のソファなどには、体臭や香水臭が染み込みやすいもの。特に香水の残り香は不快なニオイと感じられることも少なくありません。
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料理臭
鼻がニオイに慣れてしまうこともあるので、清掃後は、担当者とは別のスタッフがニオイチェックをするようにしましょう。
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カビ臭
エアコンの内部にはカビが発生しやすく、放置しておくと部屋中にカビのニオイが。「悪臭」だけでなく、「健康」にも害を及ぼす可能性も。
イヤなニオイを漂わせない
対策をしましょう!
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換気をしっかり行う
換気は空気の通り道が重要。2ヵ所の窓あるいは窓とドアを開けて、空気の通る「道」をつくりましょう。
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脱臭機器を導入
空気清浄機や脱臭機などを導入し、悪臭を除去しましょう。
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カーテンを洗濯する
カーテンもニオイが染みやすいアイテムです。定期的に洗濯することが大切です。
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エアコンの掃除
エアコンから発生するカビを除去するために、定期的に業者にクリーニングをお願いしましょう。
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消臭スプレーを使用する
布製のソファやマットレスなど洗濯できないものは、消臭スプレーを使用すれば、イヤなニオイを抑えることができます。お客様にもお使いいただけるよう常備しておきましょう。
悪臭除去のポイント!
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清掃を
スケジュール化普段の清掃からエアコンのクリーニングまで、スケジュールを立ててしっかり取り組みましょう。
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清掃後の
ダブルチェック鼻がニオイに慣れてしまうこともあるので、清掃後は、担当者とは別のスタッフがニオイチェックをするようにしましょう。
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あらゆる箇所の
ニオイチェックトイレやバスルームなどの水まわり、あるいはクローゼットも悪臭を発生させやすい場所。チェックする際は、客室全体を確認するようにしましょう。
香りのおもてなしで、
ホテルのイメージアップを図りましょう。
イヤなニオイがしない空間はお客様にとって、当たり前のこと。より好印象を抱いていただくために、香りで空間を演出してみるのもいいでしょう。「香りのおもてなし」は、一流ホテルでも実施されているニオイ対策です。
「香りのおもてなし」をする際は、香り選びもポイント。香りにはそれぞれイメージがあります。例えば、フローラルブーケの香りは高級感、みずみずしいフルーツの香りは清潔感など…。施設のイメージに合わせて適切な香りを選ぶことで、「おもてなし」のイメージをより高めてくれることでしょう。