空気中には細菌やウイルスなど、さまざまな物質が浮遊しています。それらは、人の体に害を与える可能性を持つ厄介者。「見えないから」と放っておくのではなく、万一のリスクを考え、きちんと目を向けることが大切です。
空気を汚染する原因はいろいろなものがあります。代表的な花粉をはじめ、化学物質など、こちらでは空気を汚染する物質をいくつかご紹介します。
空気を汚染する物質
-
ハウスダスト
-
花 粉
-
ダニのフン・死がい
-
カ ビ
-
細菌・ウイルス
-
化学物質
- 粒子のサイズ比較
- 吸い込まれる粒子のサイズ
汚れた空気による代表的な健康被害
-
1アレルギー疾患を引き起こす。
花粉症やPM2.5に代表されるような、空気中に浮遊するアレル物質を体内に取り込むことで、アレルギー症状を発症することがあります。
-
2風邪やインフルエンザが蔓延しやすい。
空気中に浮遊するウイルスや細菌が飛沫感染や空気感染によって媒介され、時には集団で発症するケースもあります。
-
3シックハウス症候群になる可能性が。
新建材などから発生する化学物質などが原因で、「目がチカチカする」「鼻水」「頭痛」「せき」などの症状が発生することもあります。
-
4呼吸器系の病気にかかりやすくなる。
空気中に浮遊する粉塵やカビなどの物質や微生物が気管支や肺の奥まで入り込み、気管支炎や喘息などの呼吸器系の疾患の原因となることがあります。
ご存じですか?「三次喫煙(残留受動喫煙)」
煙がなくても、タバコを吸っている可能性が…
喫煙者がタバコの主流煙を吸い込む「一次喫煙」や、喫煙者の周囲の人たちが副流煙を吸い込む「二次喫煙(受動喫煙)」についてはご存じだと思います。そして今、注目されているのが、「三次喫煙(残留受動喫煙)」。これは、タバコを消した後も、壁やソファ、カーペットなどに付着・残留している有害物質を吸い込んでしまうこと。さまざまな研究機関で、三次喫煙による健康被害の研究が行われています。また、具体的な対策として全室禁煙化したホテルもあるようです。